小石川橋から牛込橋まで外濠沿いをぶら散歩

・後楽園から外堀通りへ

 丸ノ内線後楽園の駅から、地上には下りずそのまま東京ドームへ向かう歩道橋を渡ります。目前には巨大スクリーンがあるドームシティー25番ゲートの広場です。そこからドーム沿いを右に入っていくと、右側下には小石川後楽園の築地塀が見えてきます。ぶらり阿助 【東京】小石川後楽園 まもなくして24番ゲートの標識があり、ここから右側の階段を降ります。階段はとても広いのですが、左側にある業者専用の駐車場との兼ね合いがあるのか降りると歩道は狭く規制されています。その狭歩道を抜けると小石川後楽園の東門前に出ました。ちなみに、小石川後楽園では「文化財指定100周年記念行事」が令和5年2月4日~3月10日まで行われます。道なりに進み外堀通りに到着しました。

・小石川橋から神田川沿いに船河原橋へ

 正式には環状道路都道405号線の外堀通りですが、かつて江戸城の濠のなかで外側のものを外濠と総称し、今では皇居の外濠に沿って走る道路として外堀通りの名前がついています。目の前の信号を渡り神田川沿いの歩道に向かうと小石川橋に出ました。江戸期には小石川門と呼ばれる橋が架けられ、当時は水戸藩主の上屋敷から江戸城に登城する際に使われていた橋と言われています。現在の小石川橋は平成24年に改修されたもので、千代田区飯田橋3丁目と文京区後楽園1丁目に通じる交通になっています。さらに神田川沿いの歩道を西に向かって歩いていきますが、当時の水路とともに走る首都高速5号池袋線の裏側を近距離で見ることが出来る穴場スポットです。この地域はかつて「市兵衛河岸」と呼ばれ、水道橋から船河原橋までの河岸地で客船の船着き場や荷揚げをする物揚げ場があったようです。まもなくして外堀通り目白通り大久保通りのが行き交う五差路の交差点になります。ここから先に進むには歩道橋での移動で・・・おや!見逃すところでした。歩道橋階段下に船河原橋を見つけました。江戸図にも出てくる古い橋ですが、現在の橋は1970(昭和45)年に架けられたコンクリート橋です。

・飯田橋から牛込橋へ

 五差路の上を通る歩道橋を飯田橋駅東口に向かう階段を下りて、さらに外堀通り方面に歩きます。飯田橋の標識は歩道橋の階段下にあります。そもそも飯田橋の名前ですが、この地域に飯田喜兵衛さんという方が住んでいたことから、町名を変更する際、地域名を飯田町に改称したそうです。その後、外堀に橋を架けるにあたり町名の飯田入れて飯田橋にしたという経緯がありました。さて、外堀通りを神楽坂下方面に進むと水路は見えなくなります。ただし通り沿いの歩道には橋の標識があります。かつて、この地域には飯田濠があり牛込揚地神楽坂河岸と呼ばれる荷揚場がありましたが、その後市街地再開発により埋め立てられています。当時の飯田濠には5つの橋が架けられていました。そのうちの4橋は外堀通りに面した歩道側の親水公園に復元されています。まもなく神田川が見えました。牛込橋に到着です。

・おわりに

 神楽坂下の交差点からリバーサイドCANAL CAFEで茶々タイム。 https://www.canalcafe.jp ちょいと遠出のぶら散歩に気分晴れ晴れ、本日はここまで。

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asuke

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