暑さも和らぎ 港区から中央区へぶら散歩
・港区新橋から
JR新橋駅を下車し南改札口から左側の汐留口に向かい、ほぼ正面の通りを直進します。まもなく外堀通りの終点地と第一京浜(国道15号線)が交わう新橋駅前交差点に出ます。前方の横断歩道渡るとゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線)の新橋駅になります。ゆりかもめは、港区新橋駅から江東区豊洲駅までを結ぶ路線です。さらに直進し汐留通りをぬけると右側には日本テレビの本社ビルでもある日テレタワー(日本テレビタワー)があります。ちらりですが、日テレ大時計が見えます。その隣の汐留タワーでは下層部に資生堂のオフィスを確認し、目の前の汐留北の横断歩道を渡り右側に曲がると、前方にゆりかもめの汐留駅が見えてきました。この地域は車道が主体のため信号機があっても横断歩道がない箇所があるので、そのまま地上の歩道を左側に進みます。幹線道路の環二通りと新大橋通りそして海岸通りが交差する汐先橋交差点に出ました。再開発の道路工事の中、海岸通りを渡ると目前には庭園に入る大手門橋が見えてきます。新橋駅からはおおよそ10分ほどで到着です。
・中央区浜離宮庭園1ー1
特別名勝および特別史跡に指定されている浜離宮恩賜庭園は、もともと江戸時代に江戸本城の出城としての役目を果たしていた徳川将軍家の庭園でした。その後、松平綱豊が6代徳川家宣として将軍になったのを契機に屋敷は将軍家の別邸として「浜御殿」と呼ばれる様になります。明治維新後は、皇室の離宮となり名称を「浜離宮」に変えました。その後、1945(昭和20)年、東京都に下賜され、1946(昭和21)年「浜離宮恩賜庭園」として公開されています。
・大手門口から
潮風が吹く橋を渡り大手門口から入園しました。因みに都営大江戸線およびゆりかもめの「汐留駅」に近い中の御門口からの出入りも可能です。一般は300円です。まず大手門を入ると間もなく内堀が見えます。東京湾から築地川を通り流れ着くのでしょうか、石垣には貝がびっしり付いていました。さらに、築地川沿いにはどこからどこまで枝が張り出しているのかわからないほど巨大な三百年の松がありました。あっぱれ! さて、ここからは都内にある江戸庭園では唯一現存する海水の池をめざします。
・潮入り池
遊歩道にある標識を頼りに奥へと進むと、突然視界が開け見事なお池が現れました。潮入り池と呼ばれ海水を引き入れています。東京湾の水位の干満に応じて水門を開閉し水の出入りを調整し池には海水魚のボラやハゼが棲息しているそうです。また、池の周りには4つの御茶屋があり、歴代の将軍たちは鷹狩りの休憩所として時には景色を楽しみながら賓客との食事会などに使用していたとか・・・。なかでもお池の中央にある中島の茶屋に渡るお伝い橋からみる景色は素晴らしい限りです。ご休憩するなら中島の御茶屋はいかがでしょうか。有料ですがお茶茶が味わえます。ちなみに、これらの建物および橋は震災や戦災によって焼失や破損したため、資料に基づき忠実に復元された建物です。
・水上バス乗り場
東京湾沿いを歩き、潮入り池に繋がる横堀水門へ向かいました。当たり前ですが、石垣には貝が引っ付いていました。さらに水上バスの発着場に向かい、このまま浅草までいくか?と楽しみに向かいましたが、浜離宮からの乗船はできないとのこと残念!
・お花畑
水上バスの発着場前にアメリカディゴの花が咲いていました。和名では梅紅豆((カイコウズ)と呼ばれています。さらにお花畑に行くと噂のアオノリョウゼツランがいました。10年ぶりに開花したとかで時の花でニュースになっていました。来年も咲いてくださいね。今の時期、お花畑ではコスモスが咲いています。
・帰り道
園内をぶらり80分ほど歩きました。大手門口では紋付き袴の新郎と白無垢の新婦が写真撮影でしょうか? ところで、JR新橋駅の南口改札前には、「鉄道開業150年トリックアート」が設置されています。ご興味のある方は是非撮影にいらしてはいかがでしょう。本日はここまで。