立春前日、「うけらの神事」で無病健康

・上野公園

 上野駅のパンダ橋口からパンダ橋を渡り公園内に向かいます。見晴らしが良く幅20メートルの広々とした橋は2000年に完成し、災害時には上野公園への避難路としての役目を果たします。公園内の花園稲荷神社までほぼ直線コースで、老舗の精養軒や韻松亭にもわかりやすいルートのひとつです。

・花園稲荷神社

 花園稲荷神社は、五條天神社に隣接する神社で本来の名称は「忍岡稲荷」(明治期に改名)で、俗称「穴稲荷」とも云われています。古くからこの地に鎮座する上野の山の守護神です。朱塗りの鳥居が連なる参道は裏鳥居になりますが、インスタ映えのスポットとして有名になっています。目前の忍坂を下り五條天神社の参道横に花園稲荷神社の表鳥居はあります。

・五條天神社

 江戸時代には現在のアメヤ横丁の入口付近にあったようですが、昭和初期に現在の地へと遷座されたようです。医薬祖神を主神とし、菅原道真公を相殿神として祀る天満宮でもあります。今年、2024年2月3日(土)立春の前日に行われる節分では、午後3時から邪気祓いの追儺の行事がおこなわれます。儀式の間中、「うけら」を焚き続け邪気を祓うことから「うけらの神事」と呼ばれています。「うけら」とはキク科の多年草オケラの古名で、若芽は食用として山菜の胡麻和えなどに、根は薬草(白朮)として用いられています。追儀式の最後(4時頃)に豆まきがおこなわれ、狭い境内は大勢の人で賑わいます。

・帰り道

 動物園通りをわたり、不忍池にいくと蓮池の掃除がおこなわれていました。冷たい池の中での手作業は2、3ヵ月を要します。夏期に咲く蓮華の美しさに感謝です。皆さま方とともに無病息災を。本日はここまで。

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asuke

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