七年に一度の御開帳!信州わんこ寺をぶら旅

・愛車HONDAオデッセイといざ出発!

 首都高速道路の神田橋入口から三宅坂ジャンクションを抜け都心4号新宿線へ、さらに高井戸のインターチェンジを通り、引き続き中央自動車道方面に向かいます。因みに首都高速料金は、平日普通車で一般には1950円かかりますがETC料金なら630円です。走行距離は神田橋から中央自動車道に入り駒ヶ根インターまでおよそ240Kmです。きびきびとした走りの中で抜群の安定感を感じるオデッセイハイブリットアブソルート2016年式(≒20km/ℓ走行)の愛車と出発です。ところで、中央自動車道ですが開通当初は「中央高速道路」の名称が用いられていました。ですが、当時交通事故などが頻繁に発生したことから「高速」というスピード超過を刺激するような名称は不適合であるということで、現在の「中央自動車道」に改称されたようです。そこで、阿助さんによると東日本の東名や関越、東北道の有料道路は比較的なだらかで走りやすい道路だと思うものの、一方中央自動車道はカーブが頻繁、さらに上り下りと忙しい道路のようです。とは言え開通までのご苦労に感謝しつつ、談合坂と諏訪湖のサービスエリアで「ぶらタイム」して駒ヶ根インターまで凡そ3時間で到着しました。中央自動車道の利用料金は平日普通車で一般には5790円ですがETC料金では5410円になりました。

・パワースポット入ります!

 料金所を出て駒ヶ根インター入口を右折し県道75号線の中央アルプス通りを直進、まもなくして光前寺通りを左折します。目的地には2分ほどで到着しました。お寺には3箇所の駐車場があり、時期によっては駐車制限がおこなわれるようです。今回は、道路沿いにある無料駐車場を利用しました。さて、通称わんこ寺と呼ばれているお寺の正式名称は、天台宗宝積山光前寺といいます。「アルプスがふたつ映えるまち」駒ヶ根市の赤穂にあり信濃五山の一つに数えられていました。ヒストリーは、貞観2(860)年に慈覚大使(円仁)のお弟子さんである本聖上人により開基され、御本尊を不動明王(秘仏)をとして寺を創建しました。説には、本聖上人が駒ケ岳山麗の籠ヶ沢にて修行中に、太田切川の支流黒川の滝から不動明王を授かったと伝えられています。さらに千百余年の長い歳月の間には、武田・羽柴家等の保護を受け、特に徳川家光の頃には地方寺院としては破格の寺領と大名格を与えられ隆盛を極めていたようです。光前寺は長野県下屈指の大寺で今もなお祈願霊場として篤く信仰を集めているお寺さんです。そこで今年の令和4年が7年に一度の御開帳にあたりご開帳記念イベントが4月1日から6月30日まで開催されています。参詣した5月31日には特別拝観、秘宝「雨乞いの青獅子」の特別公開が本坊で行われ、江戸時代初期元和6(1620)年に制作された雨乞いの青獅子をまじかで見ることが出来ました。青獅子さんには、山林火事を消し止めた話や獅子頭を担いで南駒ケ岳に登り雨雲を呼んできた話などがあります。400年前に制作されたものと思えないほど、じっと見ていると彩色された青い顔に赤い唇が何やらユーモラスたっぷり、じんわりと穏やかな気分にさせていただきました。さすが本日は雨です!早朝は「シトシト」と雨が降りました。境内の樹齢700年とも伝えられる三本杉の雨に潤った神々しいその景観は圧巻です。両手を広げて深呼吸!パワー注入です。青獅子さん、しっかりとお役目を果たしていました。次回の公開は6月30日です。因みに拝観料は500円です。

・早太郎よ!泣かずにはいられない💧

 光前寺がわんこ寺と呼ばれるには、泣かずにはいられない「霊犬早太郎伝説」が伝えられています。伝説によると、光前寺の境内軒下に山犬が数匹の子犬を産みましたが和尚様は手厚く保護し見守っていました。ある日、一匹の子犬を残して母犬は山へと帰っていきます。その時、残された子犬が光前寺で飼われていた山犬の早太郎君でかなりの強者であったようです。また、その頃遠州府中見附村(静岡県磐田市)では、毎年見附天神社の祭りの際、神様にささげる人身御供という習わしがありました「怖いですね」。胡散臭いと思った旅の坊様は、事件を捜査しようと祭りの夜張り込みをしていると、何と怪物が現れ「信州の早太郎はいないね。知られたらまずいよ」と言いながら、娘をさらっていってしまいました。これは一大事と思った坊様は信州の早太郎を探し出し、和尚様に「しかじかこうこう」となり、早太郎は坊様に同行し見附村に向かいます。その次の祭りの夜、人身御供の身代わりとなった早太郎は怪物と戦いその正体は数匹の老ヒヒでしたが、早太郎はすべて退治しました。傷を負った早太郎は光前寺に戻り和尚様にミッションの完了を伝えるかのように、一声遠吠えをしてお空に旅だったそうです。以来、早太郎は不動明王の化身であり厄除けの霊犬なりとして広く信仰を集めています。因みに、磐田市のイメージキャラクターしっぺい君は、早太郎伝説から誕生したゆるキャラ君です。未だに交流があることは素晴らしいです。光前寺境内には早太郎のお墓が本堂の横にあります。ハンカチのご用意を・・・。

早太郎クリアファイル

・驚きの一枚とは!

 駒ヶ根市に来たら必ずです。「丸富」さんのお蕎麦を食べずして帰れない究極の一枚です。物作りは制作者の人柄が如実に出ます。支えるご家族とともにご主人のこだわりのお蕎麦は、食した人だけが味わえる至福の一枚です。

・心に余裕の帰り道

 中央アルプス通りに戻り駒ヶ根インター入り口へ、心にゆとりと燃費抜群の愛車オデッセイにも満タン給油し、いざ帰宅!忠誠心が高く愛情深い早太郎の思いを胸に、留守番をしている愛犬への思いがいつも以上にこみ上げてきました。帰宅後のシツコイなでなでに喜ぶ顔が楽しみです。本日はここでおしまい。

光前寺公式ホームページ http://www.kozenji.or.jp

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